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勝負における偶然性

竜王戦の組と強さ(現実の勝率)

 竜王戦のX組棋士とY組棋士が名人戦順位戦で戦った場合の勝敗および勝率は以下のとおりである。

​ 1-2組棋士と5-6組棋士が戦った場合でも、上位組棋士の勝率は6割に満たないことがわかる。

 以下に、やや詳しいデータを示す。勝率の表で、右方向、上方向が単調増加になっていない。データが少ないためである。右上単調増加の条件を満たすためには過去6~8年分のデータが必要であるが、その情報整理は終わっていない。

 右上の表(2組ごとの勝率)を示し、暫定的な結論とする

※ 竜王は1組に含む。

※ 竜王戦28期からの星野良生と宮本広志は276組に含む。

 竜王戦29期からの青島未来と梶浦宏孝は286組に含む。

 竜王戦30期からの都成竜馬と井出隼平は296組に含む。

※ 75期順位戦で、三浦弘行九段に対する不戦勝は除く。

[定義] 真の勝率現実の勝率

 無作為に選ばれたX組棋士とY組棋士が戦った場合の勝率を真の勝率とよぶ。この場合、下位の組の棋士が上位の組の棋士を倒す確率は低い。(ex.) 1組と6組では1組の勝率が相当に高い。だが、現実に1組と6組が戦う機会は少ない。

 実戦でX組棋士とY組棋士が戦った場合の勝率を現実の勝率とよぶ。この場合、下位の組の棋士が上位の組の棋士を倒す確率は5割弱となる。(ex.) 順位戦で不調の1組棋士と好調の6組棋士が戦う場合、1組の優位性はほとんどない。

 この頁では竜王戦のX組棋士とY組棋士が名人戦順位戦で戦った場合の勝率をまとめた。これは現実の勝率である。

 真の勝率の例は別の頁に示す(編集中)。

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              外部リンク ⇒ 学校教育への将棋導入推進事業(連盟のサイト)

                   ⇒ 青少年棋道推進基金(連盟のサイト)

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