top of page

人工知能の発達を前提として
公認会計士や税理士の仕事の多くは人工知能に奪われる。その職業が直ちになくなるわけではないが、人員の大幅な削減は免れない。
今まで10人でやっていた仕事が1人でできるようになる。1人は必要なわけだからその職業はなくならない。だが、9人はいらなくなる。
よって、これらは進路指導で推奨できる職業ではない。人工知能の発達や少子高齢化の進展を踏まえて需要が増える職業を奨励することは教育者としての“常識的な判断”である。
「記憶力」「計算力」の領域で人間が人工知能に勝つことはあり得ない。「人工知能ができないことを判断する力」こそが、近未来のエリートに必須の資質である。オックスフォードの研究を待つまでもない。
⇒ Carl Benedikt Frey and Michael A. Osborne “ The Future of Employment” 2013(雇用の未来)
A型とP型
大学は第一義的に学問の場である。だが、高等職業訓練の役割も否定できない。そこで、学問(academic)で実績のある大学をA型、職業訓練(professional)で実績のある大学をP型と分類する。公認会計士はP型である。
表の見方
本頁では公認会計士試験の合格者数を10年ごとにまとめた。「―」(ダッシュ)は「未判明」であり、「0人」を意味するものではない。公認会計士三田会の調査で10位以内になければ「0人」でなくても「―」となる。よって、10年計の実数は本頁の表よりも多い。元のデータ ⇒ 公認会計士三田会
頁リンク ⇒ 70年代 80年代 90年代 00年代 10年代
bottom of page